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中国諸港における新型コロナ規制の最新情報 / Update on Covid-19 restrictions in Chinese ports (Japanese HTML)

中国は、オミクロン株の流行が全国的に拡大している現在もゼロコロナ政策を崩していません。先日の中央政治局会議の終了後には、中央政府に対して新型コロナの感染防止対策を継続していくよう明確な指示が伝えられました。厳しい感染防止対策がこの先すぐに緩和される見込みはなく、海外からの感染者入国防止が対策の重点にも置かれていることから、中国諸港では今後もしばらくコロナ規制が続くものと思われます。

こちらは、英文記事「Update on Covid-19 restrictions in Chinese ports」(2022年5月18日付)の和訳です。

 

中国諸港における現在のコロナ規制

 

Oasis P&Iは先日、中国の主な港で現在実施されているコロナ規制を解説したサーキュラーNo. 2204を発行しました。その概要を以下にご紹介します。

 

  • サーベイヤーの立ち会い:国内の大半の港では、サーベイヤーの乗船が禁止されています。ただし、港におけるコロナ規制管理(別名クローズド・ループ管理)人員となっているサーベイヤーの乗船は認められています。一部の港や造船所では立ち会いが認められていますが、立ち会い後は隔離期間を経なければなりません。
  • 船員交代:中国人船員であれば国内のどの港でも交代可能です。一方、中国人以外の船員の交代については上海や天津、青島など一部の主要港でのみ可能で、交代する場合には地元当局の承認が必要です。地域によっては、完全もしくは一部ロックダウン状態にあるため、交代の手配が難しく、全くめどが立たない場合もあります。
  • 港ごとのコロナ感染防止対策:感染防止対策として現地で求められる要件は港ごとに異なります。概ね共通しているのは、中国の港に到着後14日以内に船員交代をした船舶の船員全員もしくはその一部、および、ハイリスクエリアに寄港した船舶の船員は、PCR検査が必要になるという点です。一部の港では、着岸前に隔離期間を経てからでないと荷役や修繕が始められない場合もあります。また、着岸前に消毒を求められるケースもあります。
  • 陽性者への対応:大半の港では、陽性になった船員が中国人の場合は下船が認められていますが、中国人以外の場合は依然として下船することはできません。港によっては、船内に陽性者がいる場合、荷役や修繕予定があっても入港を拒否される場合があります。

 

推奨事項

 

本Alertは、中国諸港でのコロナ規制に関して、現地コレスポンデント発行のアラートから主なポイントをご紹介したものです。なお、ご紹介した情報はあくまで本Alert発行日時点のものです。これまでの経験上、各港の規制内容は感染状況と当局の対応方針によって急きょ変更になる場合があります。また、同じ港であっても、情報源によって規制内容の解釈が異なる場合があります。各港でのコロナ規制に関する最新の信頼できる情報については、現地代理店またはGardのコレスポンデントに頻繁に確認されることをお勧めします。

 

 

情報源

 

GardのHot topic: COVID-19(新型コロナウイルス)のページには、運航者・船長・乗組員が新型コロナの感染拡大への警戒、準備、対応を行ううえで役立つ、ウェブサイト、ガイドライン、Gardの記事のリンクがまとめて紹介されています。また、国際P&Iグループ(IG)では、船舶の傭船や運航をサポートし、船舶が港に到着した際に起こりうる出来事に備える、双方向型ツールを提供しています。船会社のWilhelmsenも、各港の最新の規制状況を定期的に更新しています。

 

 

Alertは、Oasis P&Iからの情報に基づいて作成したものです。

 

 

 

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