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リーダーにとって「言行一致」とは? / What does it mean for leaders to “walk the talk”? (Japanese HTML)

乗組員の業務に対する姿勢には、社内のリーダーシップの在り方が色濃く反映されます。どの船でも、「安全第一」と、ひときわ大きく書かれていることでしょう。しかし、重要なことは大きく書くことではなく、経営層が安全に対してコミットすることです。

こちらは、英文記事「What does it mean for leaders to “walk the talk”?」(2020年4月22日付)の和訳です。

船上での安全を確保するために作成された安全管理システムにいくら方針や手順が適切に記載されていても、経営トップ層のコミットメントがなければ、適切に実施される可能性は低いでしょう。

 

ISMコードの前文には、「優れた安全管理の基礎はトップのコミットメントから始まる。安全と汚染防止において結末を左右するものは、あらゆるレベルの個人のコミットメント、能力、態度、動機である」と記載されています。

 

Phil Anderson教授は、自身の著書『ISM Code: A Practical Guide』の中で「リーダーシップとマネジメント」について触れています。同教授は、経営トップがコミットメントを示せば、船員・陸上スタッフ全員がそれを意味あるものと受け止めるはずであるとしています。そうすることで、部門長、ライン長、監督者、船長、機関長、全乗組員が、リーダーに倣い、日常業務で安全に対してコミットするように動機付けされるのです。「言行の一致」とは、自分の言葉、行為(あるいは不作為)、意図がどのような結果につながるかを理解する、リーダーに求められる能力です。

 

追加情報

損失防止ポスター:Walk the talk(相手に伝えたことを確実に実行しましょう)

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