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ダーバン港については、現地の港湾運営会社がフォースマジュール(不可抗力)宣言を行った一方で、リチャーズベイは、対応能力は限定的であるものの、操業を再開しています。

こちらは、英文記事「Update on port operations in Durban and Richards Bay, South Africa.」(2021年7月15日付)の和訳です。

現在、南アフリカの港湾都市のダーバンとリチャーズベイのほか、クワズール・ナタール州内の周辺地域において、法廷侮辱罪で有罪となったジェイコブ・ズマ前大統領の収監に対する暴力的な抗議活動が続いています。ダーバンのP&IコレスポンデントであるP&I Associates(Pty)によると、ダーバン港の運営会社であるトランスネット国家港湾局(TNPA)とトランスネット・ポートターミナル(TPT)がダーバン港についてフォースマジュール宣言を行ったということです。また、これに続き、民間ターミナルもそれぞれ独自にフォースマジュールの通知を行ったということです。ダーバン港のターミナルには、港に運び入れる人手も貨物も無く、操業が不可能な状態となっています。

 

P&I Associatesの報告によると、リチャーズベイの海事業務(水先人、曳航、接岸スタッフ)は昨日7月14日に対応能力は限定的ながら再開されたとのことです。TPTの各施設での荷役作業の状況は改善されつつあるものの、スタッフや労働者の空き状況に応じた限定的なものとなっています。リチャーズベイの民間石炭ターミナルでの荷役作業は正常化されているようです。

P&I Associatesはクワズール・ナタール州は依然として非常に不安定な状態であると報告しています。「今後数日の間に何が起きるのか、警察や軍が秩序を取り戻し、重要地点を掌握できるのか、私たちは皆、不安に思っています」 

 

状況が不安定なため、他の港にも影響が及ぶ可能性があります。航海計画を立てる際は現地代理店から最新情報を入手し、抗議活動が続く間は陸上での作業を最小限にとどめるようにしてください。また、現時点で南アフリカでの乗組員交代を予定している場合は、特に注意を払うようにしてください。