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注意喚起 – シエラレオネで積載された微粉鉄鉱石の 液状化リスク / Reminder – danger of liquefaction in iron ore fines loaded in Sierra Leone (Japanese HTML)

シエラレオネのペペル港(Pepel)では、貨物の申告が不正確であったり、降雨時に荷送人から船積みを強く要求されたりする事例が見受けられます。メンバーの皆様には液状化の防止に十分ご留意ください。

こちらは、英文記事「Reminder – danger of liquefaction in iron ore fines loaded in Sierra Leone
(2021年12月16日付)の和訳です。

「シエラレオネからの微粉鉄鉱石貨物の輸送」に関する メンバー・サーキュラーNo. 6/2021 に基づき、当クラブはシエラレオネで積載された微粉鉄鉱石貨物に関し、液状化または動的分離が発生した事例について多数の報告を受けています。

 

Gardはシエラレオネで積載された貨物に関する問題の規模を把握するために専門家と緊密に連携しています。まず、荷送人の申告内容を慎重に見直したところ、以下のような不正確な事例が見受けられました。

 

 
  1. 貨物が「グループA:液化する恐れのない貨物」と申告されている。
  2. 申告書に、微粉鉄鉱石貨物とは異なる貨物であるボーキサイトに関するIMOサーキュラー(CCC.1/Circ.2, Rev.1 2017)が誤って参考資料として記載されている。
  3. 申告書の粒度分布が、微粉鉄鉱石に関するIMSBCコードスケジュール内で詳細に示された粒度範囲ガイダンスと比較すると極端である。
  4. 輸送許容水分値(TML)と含水率(MC)の申告に関して、積載貨物の実際の状態を示すものではない可能性があるという懸念がある。

 

上記のような不正確さに加え、荷送人が大雨の際に積込みを強く要求していたとの情報もあります。しかし、鉄鉱石微粉末が微粒子であることを考慮すると雨天時の積込みは控えるべきです。さらに、ペペル港では貨物貨物を野積みにしているため、液状化の危険性が非常に高くなっています。

 

Gard P&Iメンバー・サーキュラーに記載の推奨事項に加え、Gardは以下の安全対策を推奨いたします。

 

  1. メンバーの皆様は、ペペル港から微粉鉄鉱石を積載する船舶を確保する前にGardに連絡してください。
  2. また、Gardへのご連絡に加え、船積み前に現地サーベイヤーを任命することを推奨します。
  3. サーベイヤーに、試験施設での分析に使用する貨物サンプルを採取し、「缶テスト」を(IMSBCコード第8節の規定どおりに)実施させてください。
  4. 缶テストを実施する場合は、結果について「合格または不合格」と解釈すべきではありません。そうした評価には貨物の詳細な分析・解釈が必要となります。缶テストは、貨物中の水分の一指標に過ぎず、船長は荷役開始から終了まで注意深く貨物を検査するよう求めることが推奨されます。
  5. ペペル港で積載される微粉鉄鉱石貨物は、缶テストでは判然としない含水率のわずかな変化に大きな影響を受けます。そのため、降雨時は微粉鉄鉱石貨物は積載しないことを推奨します。微粉鉄鉱石貨物は缶テストで偽陰性の結果が出る可能性が非常に高いためです。

 

本記事は、Roxburgh社のLee Stenhouse氏からの情報に基づいて作成したものです。

 

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